キミ達もそうだろう?
この世にひとつの意識と身体
あれは杉だとか、松だとか、欅(ケヤキ)だとか
誰が付けたかはいいとして、見えぬ名札を貼り付けて、纏めて小さな枠にはめ込んだ瞬間
僕らのあらゆる生命達の、在りの侭の姿が見えなくなる
見てくれよこの豊かな枝振り
幹の太さ、葉の色、体格も生命力も
この世界にたったひとつだろ?
それぞれが持つアイデンティティ
人間も一人ひとり名前がある様に、木の霊にもひとつひとつ名前がある
それは、音にもならぬ魂の名前
だってそうじゃないか?
日本人だとか 男とか女とか
血液型とか 生まれた土地とか
そんな括りで、ひとりの人間の人格や生活、生き様をまるで図鑑を調べるみたいに決定なんて出来ない様に
僕らもひとつでひとつの命
個性と魂を持っている
沢山の知識や情報のフレームで、僕らの事を観るのなら、けして大きな真実を知ることは出来ないだろう
本当のキミの声を耳で聞きたいのなら、それはきっと難しい事じゃない
大層な前置きも
シチュエーションも
特別な言葉も表現方法もいらない
特別な能力だって必要ない
キミがもし、とても親しくなりたい人がいたとして、そんなややこしい段取りを敷く事が心を通わせる近道になるだろうか?
そんな面倒な駆け引きが、誰かを感動させるのに必要だろうか?
愛はね、自分が欲しいモノをあげる事
どんなカタチであれ、それが見えようと見えまいと、相手の一番深い部分に届けられるんだ
ただし、よく自分を知らなきゃね
自分を一番に大事にしなきゃ
そして、沢山自分を愛してあげなきゃ
皆が本当に欲しいモノも、うまく見えてこない仕組み
キミは本当は何が欲しい?
ルールが欲しい?
誉め言葉が欲しい?
形だけの美辞麗句?
礼儀正しい挨拶の定型文?
それで キミの心は躍るだろうか
それで 親しみや愛情を感じるだろうか
自分に訊いてみて
僕らだって同じだよ
子供達を見てごらん
あんなに無邪気に簡単に、僕らと最高の親友になれる
理屈もいらない
本もいらない
むしろ、どんな素晴らしいフィルターも、本物を遠ざける飾りにしかならない
ただ 真心だけ
愛情と親しみを込めて
「やぁこんにちは!」
僕らに心を注いでくれれば、もうそれで十分なのに
それだけで縁(えん)は繋がるんだよ
僕らはいつも待っていた
過去も現在も未来だって
幾星霜の時を越えて
時間軸すら超えて
いつもそばで見守ってきたんだよタオバオ代行
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